〜間違えのない迷路〜

 

何を思うか・・・。何を考えるか・・・。

眠気が襲い布団に入る。・・・大抵の場合は気が付くとカーテンから光が漏れる中、目覚ましを止めている。

・・・しかし、毎回の様に気分良く、眠気は襲ってはきてくれないのが・・・事実。

その場合、自分の気持ちに意思反し布団に身体を預けるのだが、気持ちは正直だ。

目を閉じて真っ暗なのか、自分がまぶたを閉じて真っ暗でいるのか・・・。そんな状態が続く中・・・いつも考えることがある。

もし、あの時あの行動をしていたら。あの時少しでも気持ちが伝わっていたら。今の自分はいるのだろうか。何か変わっていたのだろうか。

今の自分には、過去を振り返ると悪い部分が抜き出して目立っているのだ。

愚痴をいくら吐いても、変わらない過去だと分かっている自分。弱音をいくら言っても、変わらない過去しか見つめていない自分。

・・・だが、悪い部分しかなかったのか・・・。否めない疑問も、真実はそうではない。

色んな楽しいこと、嬉しいこと、そして思い出に残る事柄も同様にある。

・・・たとえ、あの時右じゃなく、左に行ってたとしても。たとえ、あの時YESじゃなく、NOだとしても、、、

・・・どの場合であっても考えることは、やはり同じなのかな。

どんな事柄でも悪い部分を見つけ出し、その部分にツッコミを入れたくなるのであろう。

人生は長い迷路である。行き止まりもあれば、幾つかの分かれ道も存在する。

分かれ道を選択するとすぐさま扉が閉まり、後戻りは出来ないとこもある。

立ち止まり後ろを振り返り “向こうの方が・・・” と考え込むこともあるだろう。

・・・しかし、間違えのない迷路は面白いだろうか。決められた道、決められたレールでは満足できるだろうか。

過去において何を思うか・・・。生き方について何を考えるか・・・。

 

・・・暗闇に目が慣れきて、ぼんやりだが部屋の様子が確認できる。自分は目を瞑ってなかったことに、ようやく気づく。

・・・その見開いた目で何を見ていたのだろうか。

その先を見据えた・・・寝付けない日の話である。

 

〜間違えのない迷路〜 H16.4.19 虹色とうがらし